やらまいかツーリズム

EXPERIENCE

Culture

浜名湖のほとりで体験する、吹きガラスの時間

吹きガラスは、溶けたガラスを竿に巻き取り、息を吹き込んで膨らませながら形をつくる日本の伝統的なガラス工芸の技法。高温の炉で柔らかくなったガラスは、手の動きや息の強さによって一つひとつ表情が異なり、同じものは二つとありません。浜名湖からほど近い「ガラス工房 CLOVER」の吹きガラス体験は、ガラスの持つ透明感や色の重なり、手仕事ならではの微妙な表情を、実際に手を動かしながら学べる貴重な機会でもあります。普段は目にするだけの器も、自分でつくることで素材の奥深さやものづくりの楽しさを実感でき、日常から少し離れた贅沢な体験が味わえます。

  • 季節
    通年(不定休) 
  • 日程
    毎日14時から
  • 人数
    1〜4名(1グループのみ)
  • 料金
    4,400円/名
  • コース
    約30分×人数
  • 住所
    静岡県浜松市浜名区細江町気賀3880
  • アクセス
    東名高速道路 浜松西IC/三ヶ日ICより車で15分 舘山寺スマートインターより車で5分
  • 連絡先
    【体験内容についてのご連絡】ガラス工房CLOVER:053-522-1968
  • その他
    【予約システムに関するお問合せ】(公財)浜松・浜名湖ツーリズムビューロー:053-458-0011 (平日のみ9:00~18:00)
    ※日曜祝日および時間外は[予約申込はこちら]→[このプランに問い合わせる]からフォームへ入力をお願いします。

    【注意事項】制作した作品は、後日ご来店または発送(送料別)となります。
    かなり汗をかきますので、汗拭きタオル(お着換え)等のご用意をお願いします。
    本体験は日本語のみでのご案内となります。

 

 

 

緑に囲まれた工房で、ガラスの世界に触れる

 

浜名湖のほど近く、緑に囲まれた静かな場所にある「ガラス工房 CLOVER」。ここでは、吹きガラスやとんぼ玉づくりを通じて、普段は触れることのないガラスの世界を体験することができます。

 

木のぬくもりを感じる工房の扉を開けると、奥には高温の炉が赤々と燃え、熱気の中に静かな作業音が響き、真剣な空気が漂っています。日常から少し離れ、自分の手でものを生み出す時間が始まります。

 

 

一つとして同じもののない、吹きガラスの魅力

 

吹きガラスは、溶けたガラスを竿の先に巻き取り、息を吹き込んでふくらませながら形を整えていく技法です。高温の炉で溶かされたガラスは柔らかく、重みがあります。手で形を整えるため、一つひとつの作品が微妙に異なる表情を持ち、それぞれに個性が宿るのが魅力です。

 

コップやお皿、花瓶、風鈴など、日常に取り入れられるものから装飾的な作品まで、幅広い制作が可能です。

 

 

デザインを選ぶ楽しみ

 

体験は、まずつくりたい作品のイメージを決めるところから始まります。工房には見本や完成品が並び、色や模様も豊富です。透明感を生かしたシンプルなデザインから、色ガラスを組み合わせた華やかなものまで、自分の好みに合わせて選べます。

 

迷ったときは店主の白柳さんが、用途や難易度を踏まえながら丁寧に相談に乗ってくれるので、初めてでも安心して挑戦できます。

 

 

 

息を吹き込み、命を宿す瞬間

 

デザインが決まったら制作の開始です。溶けたガラスを竿に巻き取り、砕いた色ガラスを重ねて模様をつけ、再び炉で熱を加えながら形を整えていきます。

 

 

 

そして、もっとも力のいる「吹く」工程へ。竿に口をつけ、ゆっくりと息を吹き込むと、透明なガラスが少しずつ膨らみ、やわらかく形を変えていきます。

 

最初の一息は慎重に力を調整しながら、まるでガラスに命を吹き込むかのような感覚です。

 

息を重ねるたびに、光を通して揺れる色や模様が表情を変え、自分の手と呼吸で作品が生き生きと形作られていくのを実感できます。

 

 

仕上げでは、底を平らに整えたり口を広げたりと、細かな調整を白柳さんと一緒に行います。竿を回しながら形をつくる工程は難しさもありますが、白柳さんのサポートがあるので安心です。

 

作業の合間には、色の重ね方やガラス特有の表現についても教えてもらえ、器づくりの奥深さに触れることができます。

 

 

心に残る手仕事の時間

 

夢中で作業に取り組むうちに、あっという間に時間が過ぎてしまいます。完成した作品は、冷却の工程を経て後日受け取りとなります。

 

遠方から訪れる場合でも郵送が可能なので、旅の記念や大切な人への贈り物としても安心です。

 

 

自分の手で形をつくる体験は、器の奥深さや、ものづくりのたのしさに気づかせてくれます。日常の中で手に取る器が、少し特別に見えるようになるかもしれません。

 

お客さまからの「毎日使っています」「家族で何年も使い続けています」「割ってしまったけれど、ごみに出すのが可哀想で持ってきました」との声。

 

そんな声にふれるたび、器が誰かの暮らしの中で呼吸をし、日々をともに過ごしていることを実感します、と白柳さんは語ります。

 

静かで落ち着いた工房で過ごす時間は、日々の慌ただしさをそっと遠ざけ、心に穏やかな光を灯してくれるでしょう。

 

体験内容

 

体験時間は1時間ほど。まず作りたい器のデザインを選び、シンプルな透明ガラスから色を重ねた華やかなものまで、工房に並ぶ見本を参考にイメージを膨らませます。迷ったときは店主が丁寧に相談に乗ってくれるので安心です。

 

デザインを決めたら工房に入り、溶けたガラスを竿に巻き、色ガラスで模様をつけ、炉で熱を加えながら形を整えます。息を吹き込み膨らませる瞬間は、自分の手と呼吸で作品に命を吹き込む特別な体験です。

 

仕上げを終え、冷却後に完成品を後日直接お店に取りに行くか、郵送で受け取れます。

 

 

 

 

 

ガイド紹介

 

ガラス工房 CLOVER 代表 白柳 茜 さん

 

浜松市出身。15年前に「ガラス工房 CLOVER」を開き、地元でガラスと向き合う日々を送っています。工藝の世界に進もうと考え、石川県で学び、加賀の工房で技術と経験を積んだ後、タイミングよく窯を手に入れることができたため、地元浜松で開業しました。展示会や作品制作に取り組む傍ら、吹きガラスやとんぼ玉の体験教室も開催し、訪れる人々にものづくりの楽しさを伝えています。

 

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