秋葉街道は、人々の祈りが息づく歴史文化の十字路であり塩の道と呼ばれる信州との南北交易の道でもあった。
古来、静岡県の奥地の山々は、神々が宿る霊場とされていた。
天竜川を遡った標高866mの「秋葉山」もその一つです。
「秋葉山」は戦国時代には、武運長久のご利益を求めた武将たちの信仰を集め、平和が訪れた江戸時代には火防の効力を期待する
民衆の信仰を集めました。一説によると「伊勢神宮」「出雲大社」とならび“一生に一度は秋葉参り”と言われていました。
江戸をはじめとする各地からの参詣者がたどった道は「秋葉街道」と呼ばれ、道沿いや集落の中には秋葉灯篭が建てられました。
現在も静岡県西部エリアには、秋葉詣の名残をのこしているところが多数あります。
静岡県が令和4年度に創設した認定制度であり、静岡県の魅力ある歴史文化資源の理解促進、観光活用の促進を図るため、複数の文化財やエピソードをつなぐ制度。「秋葉信仰と街道」は令和4年に認定されています。(しずおか遺産ホームページ)
浜松市天竜区熊という地域は、古くから親しみを込めて「くんま」と呼ばれています。
くんまは浜松市の中山間地域に位置しており、森林に囲まれた自然豊かな里山集落が点在しています。
古くから、秋葉街道や鳳来寺街道、そして信州街道が交差するくんまは宿場町として栄えてきました。
現在でも、常夜灯や標識石などが数多く残っています。
<ノルディック・ウォークinくんま>
ノルディック・ウォークinくんまは、毎週土曜日に開催されている美しい景色に囲まれながら、道中に触れる植物や地元の歴史についても学べる
ノルディック・ウォークイベントです。どのコースも地元の(社)全日本ノルディック・ウォーク連盟公認指導員のガイドさんが案内してくれるので
こちらも初心者の方でも挑戦しやすくおすすめです。
※今回の体験コンテンツは、こちらでガイドを務めている方にコースガイドを担当してもらいます。
地元のガイドだからこそ、ご案内できる道を歩くことができます。
駐車場からリトルベア・カフェまでは歩いて5分程度。(時間に余裕をもってお越しください。)
ノルディック・ウォークがはじめてでも安心。準備運動とポールを使った歩行練習から行います。
約7キロ(高低差250メートル)を約2時間半かけて歩きます。
地元のノルディック・ウォークガイド付きのため、自分ではなかなか踏み入れることができない道を歩くことができます。
普通に歩くよりも姿勢が整うため、体への負担が少なく歩くことができます。
ぜひ新旧の秋葉街道を歩きながら満喫してください。
地元くんまの名物。五平餅とあったかい汁物をご用意予定。
五平餅は秋葉詣が盛んだった江戸時代中期頃には食べられていた記録があります。
米が貴重だった時代には、祭りなどのハレの場で食べられていました。当時は、老若男女問わず、時には客人までもを
巻き込みながら、みんなで「五平餅」を作って楽しんだといわれてます。
ぜひお昼ごはんもワイワイ楽しみましょう。
秋葉山本宮 権宮司の河村 忠伸氏をお招きして「秋葉詣」に関するお話を伺います。
午前中に歩いた道をさらに深めていただく時間です。神道学の博士号を持ち、大学でも教鞭をとる河村氏が
わかりやすく「秋葉詣」について解説いたします。
あらたな気持ちで「秋葉神社」を参詣したくなること間違いなし。
最後まで存分に古くから続く「秋葉詣」に想いを馳せてください。
お帰りの際に、秋葉神社の絵馬を「お土産」としてご用意。
改めて秋葉神社を詣でていただくもよし、自宅に飾るもよしです。
ぜひ道の駅「くんまの里」にも寄っておかえりください。
そば処「かあさんの店」のほか、物産館「ぶらっと」では手造り食品や木製品を楽しんでいただけます。
日時 2025年1月19日(日)9:00~15:00
定員 15名(事前予約制)
料金 5,500円(税込) ※体験料には保険料・ノルディックポールレンタル料・昼食代・絵馬代が含まれます。
受付・集合場所 リトルベア・カフェ(静岡県浜松市天竜区熊2072‐1)
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